第8号 (平成27年) 受動喫煙防止条例の制定に関する請願
受理日:平成27年6月3日
付託委員会:生活保健福祉委員会
付託日:平成27年6月17日
小林幹夫
議決日:平成28年12月27日
議決結果:採択
要 旨
1.請願の趣旨
たばこの健康被害は、決して吸う人だけの問題ではありません。栃木県医師会は喫煙による健康被害から県民を守るため、公園や公共施設と敷地、不特定多数が利用する施設と屋外及び路上等を含めた、指定場所を除く県内全域の受動喫煙を防ぐ、受動喫煙防止条例の可及的速やかな制定を請願いたします。
2.請願の理由
本会は健康増進法が実施されて以来、県民の健康増進並びに疾病予防のため、「喫煙しない社会」の実現を目指して、別紙のとおり、様々な活動を展開してきました。
平成19年には「栃木県新庁舎の完全禁煙化」を求め、医療関係4団体(県医師会、県歯科医師会、県薬剤師会、県看護協会)で5万5千人分の署名を県知事に提出、さらに平成21年には「栃木県議会棟の全面禁煙」を求める要望書を県議会議長に提出、翌年には、「県庁をはじめとする公共機関における敷地内完全禁煙」並びに「受動喫煙を防止するための条例制定」のための運動として受動喫煙防止キャンペーンを展開し、2万1千人分の署名を添えて要望書を県知事、県議会議長あてに提出しました。いずれの要望も県民の健康増進並びに疾病予防のために必要不可欠なものであります。つまり県民の安心の基本となる、健康の礎であります。
平成21年7月1日からは、本庁舎の建物内全面禁煙が実施され、さらに昨年4月1日より「健康長寿とちぎづくり推進条例」が施行されましたことは、我々の最終目標であります公的施設等の敷地内完全禁煙に向けての第一歩であり、大変期待をしております。
よって、本会は県民の健康を受動喫煙から守るため、栃木県における受動喫煙防止条例を速やかに制定いただくよう、特段のご高配賜りますよう請願いたします。