第12号 (平成19年) 規制緩和の見直しに関する意見書の提出を求める請願
受理日:平成19年9月12日
付託委員会:県土整備委員会
付託日:平成19年9月12日
野田尚吾
議決日:平成20年3月21日
議決結果:取下承認
1 請願の趣旨・理由等
改正道路運送法が施行されて5年になるが、タクシー事業の経営は、参入規制と社会的規制の緩和を受けて、全国的な規模で大幅な事業者数・車両数の増加が著しく、各地で供給過剰が進展し事業経営を圧迫している。
また、一部地域ではコストを無視した際限のない値下げ合戦が行われ、利用者の混乱と不信が発生するとともに、タクシー乗務員の収入は減少し厳しい状況となっている。
その結果、タクシー乗務員は長時間労働や過労運転による健康破壊、更に極端な低収入による生活破壊をもたらすとともに、交通事故を誘発する恐れがある。
そのような厳しい状況の中で、新規参入事業者による運賃・料金の価額競争が行われ、乗務員の労働条件・事業経営に大きな問題が生じている。 また、このような状況が続くと安全対策等の維持にも影響が出てくると思われるので、交通事故のない安全で快適な公共輸送サービスの確立を図るため、下記事項について衆参両院及び政府関係機関あて意見書を提出されるよう請願する。
記
運賃・料金については、同一地域・同一料金に戻すこと。