第66号 (平成17年) 産業廃棄物最終処分場設置反対の陳情（Ａ町Ｂ地区）
受理日：平成17年12月21日
付託委員会：厚生環境委員会
付託日：平成18年3月3日
議決日：平成19年4月29日
議決結果：審査未了
Ｃが、Ａ町大字Ｂに設置計画している産業廃棄物最終処分場につきましては、平成１４年３月１０日に、○○協議会、○○協議会、○○自治会、○○自治会○○地区会長の連名で、地域住民署名簿を添えて建設反対の陳情をしております。（陳情の内容については下記のとおり。）
この陳情内容を過日開催しました自治会総会で確認しており、当自治会としては、現在においてもその意思に変わりはありません。
つきましては、栃木県議会におかれましては、地域の実情を十分ご賢察いただき、県当局が産業廃棄物最終処分場の設置を許可されないよう、地域住民の署名簿を添えて要望いたします。
記
「産業廃棄物処分場建設計画反対陳情」
２１世紀において地球規模で最も深刻で懸念される問題は、環境破壊であるという事は誰もが承知のことであり、環境を保護、改善し、そこに住む人々の生活基盤を守る事は、国、地方公共団体の大きな責務であります。
このような状況の下、Ａ町においては、首都圏からの交通の便をよい事に産業廃棄物最終処分場が大変多く設置され、これまでに水質の悪化や悪臭、ガスの発生、注射針の流出による散乱等の事故が発生し環境破壊が進んでおります。
Ａ町Ｂ地域においても、これまで多くの産業廃棄物最終処分場が設置され、環境の悪化を著しく進行させております。
しかるに今回、Ｃより、Ａ町Ｂに埋立面積２，５１７平方メートル、埋立容量１７，６８４立方メートルの、建設廃棄物を埋め立てる最終処分場の計画が提示されました。このような計画は到底許されるものではなく、私たちはこの計画に断固反対し、不退転の決意を持って対峙するものであります。
Ａ町Ｂ地域はＡ町の東部に位置し、○川と○川が合流した豊穣な地域に広がり、米、園芸作物、野菜、和牛等を生産するＡ町を代表する純農村地域であります。
このような地域に、産業廃棄物最終処分場が設置されることは、環境汚染がもたらす農業経営への悪影響、生活環境の破壊等、地域住民の不安は、計り知れません。Ｂ地区における現在の安定な生活を守る事は、そこに住む住民の権利であります。
県当局におきましては、地域の実情を十分にご賢察の上、産業廃棄物最終処分場の設置について、絶対許可を為さらぬよう地域住民、関係者の署名簿を添えて陳情致します。