第49号 (平成16年) 混合診療の解禁に反対を求める意見書提出に関する陳情
受理日:平成16年12月7 日
付託委員会:厚生環境委員会
付託日:平成16年12月13日
議決日:平成16年12月27日
議決結果:採択
1 陳情の趣旨
「いつでも、どこでも、誰でも」が公平かつ平等に安心してより良い医療を受けられる世界に冠たる日本の皆保険制度を守るため、国に対して混合診療の導入について反対の意見書を提出していただきたい。
2 陳情の理由
政府の規制改革・民間開放推進会議が強引に推進を目論んでいる医療分野への株式会杜参入、特に混合診療の解禁は、憲法25条に謳われている、健康で文化的な最低限の生活を営む権利すら脅かそうとしており、国民の命を守るという人道的観点が微塵も見られぬ改革であります。
政府は、すべての国民が等しく安心して良質な医療を受けられる医療制度改革案をしめすべきであります。しかしながら、小泉改革の無定見な医療政策は、国民レベルの議論を十分踏まえず、財政至上主義・市場原理のもとに弱者から、また一滴の涙を絞り取ろうというものであります。
我々は、一枚の保険証で「いつでも、どこでも、誰でも」安心して医療を受けることができる国民皆保険制度を守るため、混合診療の導入には断固反対いたします。