第16号 (平成15年) 栃木県立藤岡高等学校存続に関する請願
受理日:平成15年9月16日
付託委員会:教育環境対策特別委員会
付託日:平成15年9月26日
菅沼清
議決日:平成16年3月24日
議決結果:不採択
一 請願の趣旨
栃木県立高等学校再編前期実行計画を再検討していただき、栃木県立藤岡高等学校の存続を請願するものです。
二 請願の理由
この度、栃木県立高等学校再編前期実行計画が示されましたが、しかし、この実行計画は、新高校標準法、有識者会議報告書や県議会報告書にも示されている小規模校や地域への配慮に欠けていると言わざるを得ません。この計画では、地域住民への事前の説明がないまま進められたものであります。
藤岡高等学校は藤岡町民をはじめ周辺地域住民の熱心な誘致活動の結果、町が県に敷地を提供して設立された県立高校であります。創立以来、地域の発展に大きく貢献してまいりました。特に国体やインターハイ等に於いても県代表として藤岡高等学校の今日まで果たしてきた実績を考慮し、更に今後の地域発展にも藤岡高等学校の存続を切望します。
今後、大平、岩舟、藤岡三町が合併して人口六万七千人の新しい市となる予定であります。中学生は二千百名となり現在の藤岡高等学校の生徒は、三町周辺の生徒が大部分を占めています。そのためにも人材の育成機関として、教育・文化・ウォータースポーツの拠点として、地域に根ざした特色ある学科の新設も考慮され存続を強く要望いたします。
つきましては、貴県議会での県立高等学校再編前期実行計画案のご審議において、十分なるご審議の上、ご高配を賜り新しい市となる県立高等学校と位置づけた栃木県立藤岡高等学校を存続させていただきますよう、ここに請願いたしますのでよろしくお願い申し上げます。