第11号 (平成15年) 東大芦川ダムの早期建設と地域整備事業に係わる要望
受理日:平成15年6月5日
付託委員会:土木委員会
付託日:平成15年6月20日
議決日:平成15年6月30日
議決結果:採択
私たちは、県が事業主体で事業を進めてきた東大芦川ダム建設事業及び関連事業に伴う水没等移転者で組織する団体です。
これまで、県からの度重なる交渉と説得によりまして、流域の治水対策や鹿沼市民の潤いのある生活等ダム事業の公益性を認識し、苦渋の決断の末に平成十二年三月十日には損失補償基準の妥結・調印に至りました。
現在は、県議会をはじめ関係各位のお骨折りによりまして、新たな移転先において生活再建を果たしてまいりました。
しかし、大芦川流域検討協議会の動向や新聞報道から判断しますと「東大芦川ダム建設事業」の着地点が分からないし、中止の声さえ聞かれる状況にあります。
私たちにとって、東大芦川ダムが完成し、ダムに伴う地域整備事業が整然と実施されることが事業への直接的な協力者である私たちの本意であり、−日も早いダム完成により「事業に協力して本当によかった。」と言える日がくることを願っております。
つきましては、別紙のとおり要望書を提出しますので、ダム完成を見ずして亡くなられていった諸先輩方に報いるためにも、過去三十年間の経過を斟酌され県議会の皆様の特段のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
東大芦川ダムの早期建設と地域整備事業に係わる要望一、東大芦川ダム建設事業を現行計画どおり早期に実施すること。
二、平成十二年一月二十八日に栃木県に提示した「地域整備に係わる要望書」について、早期に実現すること。
また、平成六年四月には県より「水源地域対策特別措置法に準じた施策」を講じていただける旨の回答がありましたので、重ねて流域の整備をお願いします。