第8号 (平成15年) 大型公衆浴場への公的助成に反対する陳情
受理日：平成15年6月12日
付託委員会：厚生環境委員会
付託日：平成15年6月20日
議決日：平成15年10月6日
議決結果：採択
陳情の趣旨
大型公衆浴場への基幹設備への補助金投入に反対。
理由
一 地域に密着し日常生活の保健衛生に身近な施設である公衆浴場、いわゆる「銭湯」は小規模、零細なものである。従って従来より公的助 成によって経営の維持を図ってきた。
二 前記の通り銭湯は資本力が充分でないため大型化することは困難である。大型浴場は資本力によって極めて広範囲にわたって集客している。その施設に公的助成が導入されることは明らかに競争原理に反するものであって、許容出来ない。
三 広範囲に及ぶ大型浴場が更に収益をあげることは小規模、零細な公衆浴場の消滅となって、徒歩で入浴している高齢者を含めた日常生活者の入浴機会の確保を不可能にするものである。
四 日常生活における入浴機会を確保する視点から制定された「公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律」の趣旨にも反することになる。
前記理由により公的助成の導入に反対する。