第978号 原油価格の高騰に関する対策を求める意見書
議決年月日:平成20年3月21日
議決結果:可決
原油価格の高騰に関する対策を求める意見書
近年の原油価格の高騰に伴う燃料費や原材料価格の上昇は、国民生活や産業界に大きな影響を及ぼしており、石油の安定確保や価格の上昇に対する不安が広がっている。
特に、燃料を大量に消費する運輸業や農林業などへの影響が大きく、また、原油高が招く食料品や生活必需品の相次ぐ値上げによる一般家庭への負担も大きいものがある。
このような中、国は、昨年十二月二十五日に原油高騰・下請中小企業に関する緊急対策関係閣僚会議において、「原油価格の高騰に伴う中小企業、各業種、国民生活等への緊急対策の具体化について(取りまとめ)」をまとめた。
よって、国においては、関係省庁間連携の下、緊急対策を速やか、かつ効果的に実施するとともに、状況に応じて追加対策を講じるなど国民の安全・安心な生活の確保に全力で取り組むよう要望する。
また、原油価格の高騰が長期に及ぶことも懸念されることから、石油備蓄などのエネルギー対策をはじめ、今後の景気動向を見据えた物価対策や中小企業対策、原油価格の安定に関する諸対策などを適切に実施するよう強く要望する。
右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成二十年三月二十一日
栃木県議会議長 石 坂 真 一
内閣総理大臣
総務大臣
外務大臣
財務大臣
文部科学大臣
厚生労働大臣 あて
農林水産大臣
経済産業大臣
国土交通大臣
環境大臣
衆参両院議長