第956号 飲酒運転撲滅のための対策を求める意見書
議決年月日:平成18年10月10日
議決結果:可決
飲酒運転撲滅のための対策を求める意見書
飲酒運転については、近年、増加傾向にある悪質な交通事故に対する罰則強化のため、道路交通法による罰則強化や危険運転致死傷罪の導入がなされ、罰則強化後は一時減少したものの、現在は増加の傾向にあり、飲酒運転に対する対策の強化が必要である。
また、飲酒運転等の悪質な交通事故の罰則強化のため導入された危険運転致死傷罪については、適用要件が厳しく、同罪の立証、立件が難しい状況にあり、加えて、最近は、事故後、現場から逃走し飲酒の立証を免れる、ひき逃げ事犯が多く見られることから、早急な法の見直し整備が必要不可欠な状況にある。
よって、国においては、飲酒運転による自動車事故に対する危険運転致死傷罪の立件のための要件緩和やひき逃げ事案に対する罰則の強化など、刑法及び道路交通法の見直し、改正など飲酒運転の撲滅対策について、早急に措置を講じるよう強く要望する。
右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成十八年十月十日
栃木県議会議長 阿久津 憲 二
内閣総理大臣
総務大臣
法務大臣 あて
国家公安委員会委員長
衆参両院議長