第944号 子どもの安全確保対策の強化を求める意見書
議決年月日:平成18年3月20日
議決結果:可決
子どもの安全確保対策の強化を求める意見書
昨年十二月本県今市市において、広島県に続き、小学校一年生の児童が下校途中に連れ去られ、殺害されるという事件が発生し、国民に大きな衝撃と不安を与えた。
国そして県の「宝」である子どもの生命・安全を脅かす事件が多発する状況は、まさに非常事態であり、子どもの安全・安心な環境は、かつてないほどの危機に晒されているといっても過言ではない。
現在、本県においては、スクールガード・リーダーの早期配置や学校安全ボランティアの組織化・強化等に加え、不審者情報の提供など、学校や警察、地域住民をはじめとして、県民総ぐるみで子どもの安全確保対策に懸命に取り組んでいるところである。
このような事件が二度と発生しないよう、国においても、我が国の将来を担う子どもを守るため、犯罪抑止力の向上を図り、家庭、学校、地域、警察等あらゆる機関との連携した活動を積極的に支援し、学校や通学路等の安全を確保すること、さらには、子ども自身が犯罪を回避するための教育の充実など、子どもの安全を確保する環境づくりに向けて、早急かつ有効な対策を積極的に講じられるよう強く要望する。
右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成十八年三月二十日
栃木県議会議長 木 村 好 文
内閣総理大臣
総務大臣
法務大臣 あて
文部科学大臣
国家公安委員会委員長
衆参両院議長