第937号 衆議院議員総選挙における重複立候補制度の廃止を求める意見書
議決年月日:平成17年10月7日
議決結果:可決
衆議院議員総選挙における重複立候補制度の廃止を求める意見書
衆議院議員総選挙においては、中選挙区制が廃止され、現在の小選挙区比例代表並立制により行われている。
この選挙制度改革については、中選挙区制における候補者中心の選挙から、有権者が候補者はもとより政党、政策を選ぶ選挙を実現し、政党間の活発な政策論争を通じて、政権選択を目指すものである。
また、比例代表は、中選挙区制廃止に伴う選挙区間の定数不均衡を緩和する役割も果たしてきた。
しかしながら、比例代表における重複立候補制度は、小選挙区で落選したのにもかかわらず、比例代表として復活当選するという、わかりにくいなど国民にも根強い批判のある制度である。
国民に信頼され、かつ、公正な政治を実現するためにも公職選挙法を改正し、重複立候補制度を廃止するよう強く要望する。
右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成十七年十月七日
栃木県議会議長 木 村 好 文
内閣総理大臣
総務大臣 あて
衆参両院議長