第879号 宇都宮大学教育学部の存続を求める意見書
議決年月日:平成14年9月18日
議決結果:可決
宇都宮大学教育学部の存続を求める意見書
現在、国においては、平成十六年四月からの国立大学法人化の方針の下、教員養成大学・学部の大胆な再編・統合を行おうとしている。
本県においては、「心豊かで元気な人をはぐくむ」を人づくりの基本目標とし、「“とちぎ”から創る二十一世紀の日本」という気概をもって県政を推進しているところであり、大学等の高等教育機関は、栃木の教育文化の向上に重要な役割を担っている。
とりわけ、宇都宮大学教育学部は、長年、地域の教育リーダーの輩出や現職教員の資質向上など本県教育の発展に大きく寄与するとともに、県内唯一の大学院を有する国立高等教育機関として高度な専門的教育研究機能を有し、地域の人材養成や再教育に、また、産学官の連携・協力による地域の振興に欠くことの出来ない存在となっている。
よって、国においては、教員養成大学・学部の再編・統合に当たり、大学が地域において担ってきた役割を十分勘案し、地域社会に不利益が生じないよう宇都宮大学教育学部の存続を図ることを強く要望する。
右地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成十四年十月四日
栃木県議会議長 渡 辺 渡
内閣総理大臣
文部科学大臣 あて
衆参両院議長