第849号 乳幼児医療費の無料化を国の制度として創設することを求める意見書
議決年月日:平成12年6月16日
議決結果:可決
乳幼児医療費の無料化を国の制度として創設することを求める意見書
近年の少子化の進行は、我が国の経済や社会保障等、様々な方面に重大な影響を及ぼすばかりでなく、子供自身の健全な成長への影響も危惧されている。
このため、地方自治体は、様々な子育て支援策を行っているが、その一つとして、乳幼児の医療費助成事業を、本県も含め多くの地方自治体が実施している。しかし、この制度は各自治体ごとの格差が大きく、また、現在の厳しい地方財政状況のもとでは、今後当制度を維持・継続していくことにも困難がある。
乳幼児の医療費助成制度は、乳幼児の保健の向上と健やかな育成に寄与するとともに、子育て家庭の経済的負担の軽減を図る上で、極めて大きな役割を果たすものである。
よって国においては、総合的な少子化対策をさらに推進し、子供たちの健やかな成長と安心して子育てができるようにするため、乳幼児医療費無料化の制度を創設するよう強く要望する。
右地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成十二年六月十六日
栃木県議会議長 大 島 和 郎
内閣総理大臣
大蔵大臣
厚生大臣 あて
自治大臣
衆・参両議院議長