第843号 国会等移転の早期実現を求める意見書
議決年月日:平成12年3月24日
議決結果:可決
国会等移転の早期実現を求める意見書
国会等の移転について、国は平成二年の「国会等の移転に関する決議」以来、平成四年には法律を制定し、国会等の移転を内外に公表するとともに、移転のための調査会や審議会を設置し、着実に調査審議を重ねてきたが、昨年十二月二十日、国会等移転審議会は「栃木・福島地域」などを移転候補地として内閣総理大臣に答申した。
今後は、国会において東京都と各候補地との比較考量等を経て最終的に移転先地が決定されることになるが、国の将来を大きく左右するこの国家的プロジェクトについては、法律の趣旨にのっとり、早急に議論を開始すべきである。
審議会の総合評価で最高点を得た「栃木・福島地域」は、政経分離を円滑に進めながらバランスのとれた国土構造を形成していく上で最適の位置にあり、豊かな水と緑に恵まれ、二十一世紀に求められる自然環境と調和した都市づくりが容易な地域である。
よって、政府は、国会等の移転を最重要課題と認識し、国民世論の関心を更に高めながら、早期の移転実現に向けて努力されるよう、強く要望する。
右地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。
平成十二年三月二十四日
栃木県議会議長 郡 司 征 夫
内閣総理大臣
大蔵大臣
自治大臣 あて
国土庁長官
衆・参両院議長
(陳情書)