第842号 陸上自衛隊宇都宮駐屯地等の今後について地元への配慮を求める意見書
議決年月日:平成11年12月24日
議決結果:可決
陸上自衛隊宇都宮駐屯地等の今後について地元への配慮を求める意見書
国の中期防衛力整備計画においては、陸上自衛隊宇都宮駐屯地等の再編計画が明らかになったところである。これによれば、第十二師団を「空中機動性を高めた旅団化」すること、そして、地対艦ミサイル連隊を宇都宮駐屯地に配備するとのことである。
これに伴い、宇都宮市及び石橋町においては、自衛隊駐屯地周辺が受ける今後の影響等が必ずしも明確でないこと、また、地元への十分な説明がなかったこと等から、地元住民の間に不安や懸念が生じている。
駐屯地と地元が共存し、良好な協力関係を築いていくためには、駐屯地の将来像などについて理解を得るべく説明を行い、騒音・事故など住民の不安要因を取り除いていくことが不可欠である。
よって政府は、引き続き地元に対する十分な説明を行うとともに、安全な運行の確保や騒音防止事業などの駐屯地周辺整備に努めるよう強く要望する。
右地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。
平成十一年十二月二十四日
栃木県議会議長 郡 司 征 夫
内閣総理大臣
防衛庁長官
自治大臣 あて
衆・参両院議長
(陳情書)