第835号 道路整備予算の確保を求める意見書
議決年月日:平成11年10月7日
議決結果:可決
道路整備予算の確保を求める意見書
道路は、通勤・通学などの交通機能をはじめ、水道、ガスなどのライフラインを収容する空間としての機能など、生活を支え、地域間交流、地域振興、救急・防災等における重要な機能を果しており、県民生活の向上や県内経済の発展に欠かせない基盤施設となっている。
本県では、二十一世紀を目前に控え、希望と活気に満ちた心豊かなふるさととちぎの実現のために「とちぎ新時代創造計画三期計画」を推進しており、「北関東クロスコリドール構想」を基本とした県土づくりを展開しているところであるが、県土の均衡ある発展を図るとともに、活力ある地域づくり、豊かで安全な暮らしづくりを推進するには、道路網の整備が不可欠である。
よって、政府におかれては、道路整備の重要性を深く認識され、次の事項について格段の配慮をされるよう強く要望する。
記
一 平成十二年度予算においては、新道路整備五箇年計画に基づき、円滑な道路整備を推進していくため、道路特定財源制度を堅持するとともに、一般財源を大幅に投入し、道路整備費を拡大すること。
二 活力ある地域づくり・都市づくりを推進するため、市町村道から高規格幹線道路に至る道路網の整備を一層促進すること。
三 渋滞対策、交通安全対策、沿道環境対策等安全で快適な生活環境づくり及びライフラインとなる災害に強い道路の整備を一層促進すること。
四 地方の道路財源を確保するとともに、国と地方が適切な役割分担の下、協調、協力して計画的な道路の整備及び管理を推進すること。
右地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。
平成十一年十月七日
栃木県議会議長 郡 司 征 夫
内閣総理大臣
大蔵大臣
建設大臣 あて
自治大臣
国土庁長官
衆・参両院議長
(陳情書)