第119号 とちぎのブランドを守る決議
議決年月日:平成19年3月9日
議決結果:可決
とちぎのブランドを守る決議
過日、全国一のブランドを誇る県産いちご「とちおとめ」に残留農薬問題が発生した。
栃木県議会が昨年六月議会において、提案・議決した「とちぎ食の安全・安心・信頼性の確保に関する条例」の制定間もない時期であり、また、昨年五月には、すべての農薬について作物への残留基準を定める「ポジティブリスト制」も導入される中、今回の残留農薬問題の発生は残念でならない。
こうした問題の発生は、本県のいちごの信用を失墜させるばかりでなく、消費者に不安を与えかねない事態であることから、消費者の安全を最優先に考え、早期に安全性の確保対策を進めるべきである。
そこで、県においては、今回の残留農薬問題を教訓とし、再発防止策の徹底、さらなる安全確保対策の実施、徹底とともに、生産団体及び生産者への支援、指導等を強力に進めるべきである。
また、いちご生産者の不安の解消に努めるとともに、信頼回復やとちぎのブランドを守るため全力を尽くすべきである。
さらに、本県は首都圏農業の確立を基本に、積極的な農業の振興を図っているところであり、他の農産物においても有数の生産量を誇る県であることから、農産物等食品の安全性の確保について、全力で取り組むべきである。
右、決議する。
平成十九年三月九日
栃 木 県 議 会