第118号 いじめの根絶に関する決議
議決年月日:平成18年12月18日
議決結果:可決
いじめの根絶に関する決議
最近の各地における児童、生徒のいじめ、そして自殺の続発は社会に極めて大きな問題を投げかけている。
いじめは、子ども達の心身の健全な発達に大きな影響を及ぼす深刻な問題であり、この解消は教育界だけでなく、社会全体が責任をもって取り組まなければならない重大な課題であることから、家庭、学校、地域社会が一丸となり、まさに県民総ぐるみで取り組む必要がある。
そのためには、県民一人ひとりのいじめを許さない意識を醸成するとともに、教員の資質向上やいじめを見て見ぬふりをする子どもの指導、学校と家庭との密接な連絡体制づくり、地域社会と学校の連携強化など、きめ細かな対策を講じる必要がある。
そこで、県においては、いじめの根絶に向けた抜本的対策について、緊急かつ積極的に取り組むよう強く要望する。
また、報道機関にあっては、いじめや自殺等に関する過剰な報道を避けるとともに、いじめの予防や対策などの具体例を積極的に報道することなど、いじめの予防に向けた報道の実施を要請する。
栃木県議会は、「いじめは決して許さない」、そして、「かけがえのない大切な命を地域社会が全力で守る」とのメッセージを送り、二百万県民と一体となって、明日の栃木を担う子ども達の健やかな成長と豊かな心を育む社会の実現に向けて全力を尽くす。
右、決議する。
平成十八年十二月十八日
栃 木 県 議 会