第113号 暴力団排除に関する決議
議決年月日：平成15年6月30日
議決結果：可決
暴力団排除に関する決議
平和で住みよい郷土づくりは、栃木県民すべての願いである。
しかしながら、去る四月十八日、宇都宮市内の暴力団事務所に保冷車が突入した事件を発端に、複数県にまたがる対立抗争事件が発生し、県内で四名がけん銃で射殺されるなど、県民の間に大きな衝撃を与えた。
こうした暴力団による抗争事件や犯罪行為は、善良な県民の生活を脅かし、いつ危害を加えられるか分からない不安を与え、平穏で平和に暮らす権利を著しく侵害している。
そこで、今こそ、県民自らが立ち上がり、一人ひとりが暴力団排除の三原則「暴力団を恐れない、利用しない、金を出さない」を確実に実行し、暴力団排除に取り組まなければならない。
よって、本議会は、暴力団の反社会的行為をはじめ、すべての暴力の根絶を図るため、県民とともに総力を挙げて暴力団を追放し、安全・安心で明るく住み良い郷土の実現を目指すことを宣言する。
右決議する。
平成十五年六月三十日
栃 木 県 議 会