第112号 北朝鮮による核兵器開発の即時中止を求める決議
議決年月日:平成14年12月20日
議決結果:可決
北朝鮮による核兵器開発の即時中止を求める決議
核兵器の廃絶は人類共通の願いであり、とりわけ、唯一の核被爆国である我が国の国民は、核などの大量破壊兵器が一日も早く地球上から無くなり、世界の恒久平和が実現することを強く願い、これまで、核保有国をはじめ関係国に対し核兵器の縮小廃止を求めてきたところである。
こうした中、北朝鮮が、今年十月、濃縮ウラン利用の新たな核開発を進めていることを認めたため、日米韓で構成する朝鮮半島エネルギー開発機構が米朝枠組み合意に基づく重油提供を十二月から凍結した。
その対抗措置とはいえ、今般、北朝鮮が核施設の稼働と建設の再開を表明したことは、世界の核兵器廃絶の流れに逆行するものであり、断じて容認できない。
本県議会は、こうした北朝鮮の行為に対し厳重に抗議するとともに、核兵器の開発を即時中止するよう強く求める。
右決議する。
平成十四年十二月二十日
栃 木 県 議 会