第1123号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書
議決年月日:平成28年10月13日
議決結果:可決
地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書
地方創生・人口減少対策が我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け、大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっている。
こうした要請に応えるため、地方議会議員の活動も幅広い分野に及ぶとともに、より専門的な知識を求められ、専業として活動する議員の割合も高くなっている。
しかしながら、昨年実施された統一地方選挙では、道府県議会議員選挙の平均投票率が過去最低となったほか、無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さ等が大きな問題となっている。
こうした中、選挙権年齢の引下げに伴い、若者に対して政治への関心を高めるための啓発活動の充実強化を図るとともに、広く議員への立候補が行われやすいように、年金制度を時代に相応しいものとすることが人材の確保につながっていくものと考える。
よって、国においては、国民の幅広い政治参加や、地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。
以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成二十八年十月十三日
栃木県議会議長 五 月 女 裕 久 彦
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣 あて
厚生労働大臣
衆参両院議長