第1092号 二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功等に向けた環境整備等を求める意見書
議決年月日:平成26年6月17日
議決結果:可決
二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功等に向けた環境整備等を求める意見書
二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催は、さらなるスポーツの振興や国際相互理解の促進のみならず、日本全体が活力を取り戻し、地域経済や地域社会の活性化につながる好機としても期待されている。
また、少子高齢化が進む我が国では、同競技大会の開催を契機に、スポーツの持つ多様な効果を活用したまちづくりや地域づくりを行い、子供から高齢者までが健康で生きがいの持てる社会を構築することが求められている。
よって、国においては、国民の理解と協力のもと、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けた環境整備を着実に実施するとともに、東京以外の地域にも大会開催の効果を波及させるため、次の事項を実施するよう強く要望する。
記
一 自治体が進めるスポーツを活用したまちづくりや地域づくり、各国代表選手の事前合宿の誘致及び観光プログラムの実施などに対して支援を行うこと。
二 国際空港の機能拡充やアクセス強化に向けた交通インフラの整備、ハード・ソフト両面にわたるバリアフリー環境の促進など、大会終了後も想定した社会基盤整備を計画的に実施すること。
三 パラリンピック選手の国際競争力向上を図るための専用トレーニングセンターを新設するとともに、スポーツを科学的に研究支援する施設の地方拠点を設けること。
以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成二十六年六月十七日
栃木県議会議長 螺 良 昭 人
内閣総理大臣
総務大臣
文部科学大臣
国土交通大臣 あて
東京オリンピック・
パラリンピック担当大臣
衆参両院議長