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請願・陳情 議決結果一覧

詳細情報

請願・陳情名

第25号 (平成15年) 栃木県立藤岡高等学校存続に関する請願

受理年月日

受理日:平成15年11月21日

付託委員会

付託委員会:教育環境対策特別委員会
付託日:平成15年12月5日

紹介議員

菅沼清
野田尚吾

議決結果

議決日:平成16年3月24日
議決結果:不採択

内容

一 請願の趣旨
 栃木県立高等学校再編前期実行計画案を再検討していただき、栃木県立藤岡高等学校の存続を請願するものです。
二 請願の理由
 この度、栃木県教育委員会は、県立高等学校再編基本計画案をまとめ、前期実行計画案を発表しました。七組の統合のなかに藤岡高等学校の栃木南高等学校への統合が入っています。「少子化」「財政難」「効率化」などを理由にしていますが、「少子化」だからこそゆとりある教育が求められ、教育に「コスト」や「効率」を持ち込み「削減」ありきの再編を行うことは、小規模高等学校やその地域への配慮に欠け、青少年の健やかな成長と教育の充実を望む県民の願いに背を向けるものと言わざるを得ません。示されているこの計画案では、町民や周辺地域住民への事前の説明がないまま進められたものであります。よって次の八項目を要望します。
一 藤岡高等学校は、藤岡町民を初め、周辺地域市町住民の要請や熱心な誘致活動の結果、町が県に敷地を提供して設立された県立高等学校であります。是非、栃木県立藤岡高等学校の存続を要望します。
二 藤岡高等学校は、創立以来、地域の発展に多大な貢献をしてまいりました。国体や高校総体などでも栃木県代表として、さらに、卒業した五千余名の同窓生は地域社会の形成者として、各地で活躍してきた実績を考慮し、栃木県立藤岡高等学校の存続を要望します。
三 地元の藤岡高等学校がなくなることは、生徒から学びの場を遠ざけるだけでなく、文化やコミュニケーション、地域経済などにも影響を与えますので、栃木県立藤岡高等学校の存続を要望します。
四 藤岡高等学校は、誇りと愛着を持って小規模ながら地域に根ざした伝統校として地域の活性化に寄与しているところであります。統合されれば、生徒と家庭の負担を一層増やすことになりますので、負担の増加にならないように、栃木県立藤岡高等学校の存続を要望します。
五 既存の県立高等学校の規模の平準化を図ると共に、所在市町村等の住民の意見を十分に考慮され、小規模高等学校地域の振興対策及び高等学校進学対策として、栃木県立藤岡高等学校の存続を要望します。
六 平成十七年一月に大平町・岩舟町・藤岡町三町が合併して新しい市(人口六七、〇〇〇人・十二小学校・五中学校)が発足します。現在の藤岡高等学校の生徒は、大平町、岩舟町、藤岡町三町と周辺の生徒が大部分を占めています。そのためにも人材の育成機関として、教育・文化・福祉・ウォータースポーツ等の拠点として、栃木県立藤岡高等学校の存続を要望します。
七 新しい市においては、地域に根ざした地域性を活かせる特色ある新設学科(福祉に関する教育を主とする学科・環境に関する総合学科)も考慮され栃木県立藤岡高等学校の存続を要望します。
八 新しい市の県立学校として位置づけ、栃木県立藤岡高等学校の存続を要望します。
 つきましては、貴県議会での県立高等学校再編前期実行計画案のご審議において、十分なるご審議の上、ご高配を賜り、栃木県立藤岡高等学校を存続させていただきますよう、ここに藤岡町民や周辺地域市町住民の署名五、六八八人分の署名書を添えて、関係団体を代表し連名をもって請願いたします。

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