現在位置 :トップページ › 請願・陳情の詳細情報 › 栃木県がすすめる下水道資源化工場の建設中止と環境汚染対策の強化を求める陳情
受理番号 | 第54号 (平成13年) |
受理年月日 | 平成13年1月22日 |
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付託委員会 | 土木委員会 | 委員会付託年月日 | 平成13年3月7日 |
議決結果 | 不採択 | 議決年月日 | 平成13年3月23日 |
紹介議員 | |||
第54号(平成13年) 栃木県がすすめる下水道資源化工場の建設中止と環境汚染対策の強化を求める陳情 (陳情の趣旨) 宇都宮市茂原町に、平成十四年四月の稼働をめざし下水道資源化工場の建設がすすめられております。すでに茂原町には、平成十二年に宇都宮市を初めとするごみ焼却施設である「クリーンパーク茂原」が完成し試運転を行っています。また、平成十三年四月にはリサイクルプラザの稼働が予定されています。 これらの施設が稼働した場合、各施設から大量の環境汚染物質が排出されることは容易に想像されます。また、北関東横断道路が部分開通し、ここを通行する車両から排出される排気ガスによる健康への影響も心配されています。 すでに環境調査で、ダイオキシンの数値は雀宮地区が宇都宮市内で最高の値を示しているという結果も公表されており、さらなる汚染が拡大することが懸念されます。 栃木県「環境基本条例」の前文では、「私たちは、良好な環境の下で、健康で文化的な生活を営む権利を有するとともに、その環境を保全する責務を有している。また、私たちは、ふるさとの均衡のとれた発展を実現しつつ、健全で恵み豊かな環境を将来の世代に引き継いでいく使命を負っている」と環境保全に対する基本姿勢を表明しています。 しかし、私たちの生活環境は、ごみ焼却施設・リサイクルプラザ・下水道資源化工場・北関東自動車道から排出される汚染物質により、複合汚染の危機に直面しており、次の世代に「健全で恵み豊かな環境」を引き継ぐことが不可能になっています。 こうした現状にあっては、栃木県が建設を進める下水道資源化工場の建設は、宇都宮市茂原町を中心とした広範囲に及ぶ地域の大気汚染をより深刻なものにすることになります。早急に下水道資源化施設建設の中止をするとともに、環境汚染物質への対策強化を要請いたします。 つきましては、宇都宮市茂原町への下水道資源化工場の建設中止を求める陳情を採択するようお願い致します。 (陳情事項) 一、栃木県がすすめる、宇都宮市茂原町の下水道資源化工場の建設を中止すること。 二、下水処理は、流域下水道・広域下水道よりも合併処理浄化槽を柱に実施すること。 三、環境汚染物質(ダイオキシン類・PCB類・芳香族炭化水素類・重金属類等)に対する規制を強化し、県民が安心して暮らせる環境を守ること |