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第35号(平成12年) 「乳幼児医療費無料の制度を国に求める」意見書提出の陳情

受理番号 第35号
(平成12年)
受理年月日 平成12年2月22日
付託委員会 厚生環境委員会 委員会付託年月日 平成12年3月8日
議決結果 採択 議決年月日 平成12年6月16日
紹介議員
第35号(平成12年)
  「乳幼児医療費無料の制度を国に求める」意見書提出の陳情

 女性が生涯に生む子供の数が一・三八(一九九八年人口動態統計)と過去最低になっています。少子化傾向は続いています。
 「厚生白書」によると、理想の子供数は二・六人なのに、理想の子供をもてない理由は、「育てるのにお金がかかる」「教育にお金がかかる」で、五割を超えています。子育て中の若い世帯は収入が低く、社会的な支援策が求められています。
 高い保育料・教育費、住宅の問題、妻も夫も育児と仕事を両立しにくい長時間労働など、女性たちは現在と将来への不安を抱え、産みたくても産めない状況におかれています。
 先が見えない不況のもとで、若いお母さんたちの「家計が苦しい」「アトピー児を抱えて医療費が大変」と乳幼児医療費の無料化への願いは切実です。
 全国各地で運動が広がり、今では、全都道府県で何らかの医療費助成を行うまでになっています。現物給付や六歳未満児までの無料化も広がり、「少子化」への対策としても多くの市町村で次々拡充してきています。しかし、自治体ごとの格差は大きく、「住んでいるところが違うだけで、医療費のかかる子とかからない子がいるなんて…」と国の制度化を求める声が世論となって広がっています。
 つきましては、貴議会におかれましても、子供たちの健やかな成長を社会的に保障し、若い父母が安心して子育てできるように、乳幼児医療費無料が国の制度として一日も早く実現するよう、国に対し意見書を提出していただくことを陳情いたします。
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