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第34号(平成11年) 陸上自衛隊北宇都宮駐屯地への攻撃性ヘリコプター部隊配備に反対する陳情

受理番号 第34号
(平成11年)
受理年月日 平成11年12月10日
付託委員会 総務企画委員会 委員会付託年月日 平成11年12月15日
議決結果 不採択 議決年月日 平成11年12月24日
紹介議員
第34号(平成11年)
  陸上自衛隊北宇都宮駐屯地への攻撃性ヘリコプター部隊配備に反対する陳情

【陳情の趣旨】
 防衛庁は、一九九五年に決定された防衛大綱のもと、来年度に、現在の自衛隊北宇都宮駐屯地に「空中機動性を高めた旅団」として、ヘリコプター部隊を配備するとしています。しかし、この構想は、計画が決定してから一年半後にしてやっと、宇都宮市に説明が行われ、しかも住民に対しては、未だにその説明は行われていません。
 これまで、自衛隊北宇都宮駐屯地では、ヘリコプターをはじめとした航空機の離発着が頻繁に行われ、騒音問題や墜落事故など、住民の生活と安全に深刻な影響を及ぼしてきました。しかも、一方的に決定された「空中機動旅団」化(ヘリ旅団化)のもと、最近では、配備予定とされているヘリコプターがすでに北宇都宮駐屯地での離発着と飛行を実施しており、周辺住民の不安は増大しています。一九九〇年には、このヘリ旅団化の中心的機種といわれている「AH−1S」ヘリは真岡市で故障・不時着の事故を起こしています。
 「地対艦ミサイル連隊」配備問題でも明らかなとおり周辺住民はもとより、多くの県民、そして本市をはじめとした周辺自治体ではこうした防衛庁のなし崩し的な動きに重大な懸念を表明しています。
 今回配備が計画されている、「空中機動旅団」のヘリコプターは、全体で二十九機とされている中の過半を占める十六機で、しかも、その性能はこれまで配備されていたヘリコプターから質的にも量的にも大幅に強化され、明らかに憲法違反といわざるを得ない対戦車ミサイルなども装備した最新、最強のものです。これにより、ヘリコプターそのものが大型化、重装備化し、より大きな出力を必要とするエンジンが搭載されることとなり、それによる騒音被害はさらに深刻なものとなることが懸念されます。住民は、これ以上の騒音や振動などの生活環境の悪化に耐えられません。また、墜落事故などの発生による安全への脅威もこれまでとは比較にならない重大なものです。
 つきましては、貴議会が、市民の生活と安全を守る立場から、左記について実施されますよう陳情します。
【陳情事項】
一、自衛隊北宇都宮駐屯地にヘリコプター旅団を配備する「空中機動旅団」化(ヘリ旅団化)に反対する決議を行っていただくこと。
二、政府・防衛庁に対して、右記「一」の内容での意見書を提出していただくこと。
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