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第17号(令和03年) 地球温暖化防止、「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」への取り組みに関わる陳情書

受理番号 第17号
(令和03年)
受理年月日 令和3年9月7日
付託委員会 グリーン社会実現特別委員会 委員会付託年月日 令和3年9月30日
議決結果 採択 議決年月日 令和3年12月17日
紹介議員
第17号(令和03年)
  地球温暖化防止、「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」への取り組みに関わる陳情書

要  旨
1. 陳情の趣旨
(1)パリ協定を国際的に着実に順守・実施していくこと。日本の温室効果ガス排出を「2050年までに実質ゼロ」にすることを県議会として決議すること。
(2)県下の企業が、二酸化炭素排出量の多い化石燃料の使用を禁止し、原発に依存しない再生可能エネルギーへの転換・導入を図るため、現状と向こう10年の計画を県民に公表するよう求めること。
(3)二酸化炭素排出削減の技術開発と合わせ、二酸化炭素を吸収する森林再生などの緑化活動は益々その重要度を増しており、県が管理する土地に県民運動としての植林を実施すること。特に、日光市足尾町愛宕下(旧松木村跡)の松木川対岸の荒廃地に植林を推進すること。
(4)義務教育において、森、里、川、湖に触れ「人の命は大地と海の恵みで育まれている」ことを学ぶ体験型の授業を行うと共に、自然保護活動への参加、地域の森での植樹や学校林の設置など、地域ぐるみの取り組みで環境保護の大切さを広めること。
(5)「地球温暖化防止運動」は、各地で県民と意見交換を実施し、地域、民間活力等を有効に活用して、年2回の「植樹祭」への参加を呼びかけ、進めること。

2. 陳情の理由
(1)当任意団体「森びとプロジェクト」は、16年前に地球温暖化による異常気象が狂暴化し、人間の暮らしといのちが脅かされていることに対して強い危機感を持ち、少しでも歯止めをかけたいと願って、栃木県足尾銅山跡地を拠点に、岩手県八幡平、福島県南相馬などで植林活動を取り組んできました。しかし、残念ながら、気候変動による世界各地における人々の暮らしや生態系への脅威はますます強まっています。
(2)地球温暖化の最大の原因は、私たちが大気中に排出している温室効果ガスと言われています。その量は、地球全体の森林などの生態系が吸収できる二酸化炭素の量の倍以上と言われています。今すぐに、深刻化する地球温暖化防止対策を実行・行動し食い止めなければ、世紀末には人間とすべての生物の“いのち”を危機にさらすことになり、地球の未来はありません。よって、地球温暖化防止、「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」の取り組みは、緊急の課題であり、趣旨のとおり陳情するものです。
(3)菅義偉首相は、第204回通常国会の施政方針演説で、「グリーン社会の実現」として「二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする」方針を表明しました。地球温暖化による気候変動は、人間が引き起こした全人類が共有する課題であり、無関心ではいられません。ゆえに、地球温暖化による人類生存の危機を打開するために、県として、自治体や各団体・市民と心ひとつに協力し、具体的な行動を展開されることをお願い申し上げます。
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