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番号 | 第878号 | 議決年月日 | 平成14年6月17日 |
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議決結果 | 可決 | ||
警察官の増員に関する意見書 安心して暮らせる地域社会は、県民生活や社会経済発展の基盤となるものであり、県民すべての願いである。 しかしながら、本県は、人口の増加や都市化の急速な進展等を反映し、刑法犯認知件数が平成十年以降四年連続して過去最悪を更新し増加しているほか、多発傾向にある交通事故、少年事件の凶悪化、銃器使用殺人事件や身の代金目的誘拐事件等凶悪事件の発生などが、県民生活に大きな不安を及ぼしている。 さらに、本県は、首都圏に位置する地理的状況や交通基盤の整備に伴い、都道府県の枠を越えた広域的な警察活動を余儀なくされているのに加え、北関東自動車道の開通などに伴い、今後、この傾向がより顕著になるものと懸念される。 こうした中において、本年四月、警察官九十人の増員がなされたが、本県警察の警察官一人当たり負担人口割合が高く、全国第十位にあるなど依然として厳しい状況にあり、治安情勢の変化に的確に対応できる警察体制の充実が引き続き大きな課題となっている。 よって、国においては、厳しい財政状況下にはあるものの、このような本県の実情を十分勘案し、県民生活の安全と平穏を確保するための警察官の増員について引き続き特段の配慮をされるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 平成十四年六月十七日 栃木県議会議長 渡 辺 渡 内閣総理大臣 総務大臣 財務大臣 あて 国家公安委員長 衆参両院議長 |