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番号 | 第855号 | 議決年月日 | 平成12年12月27日 |
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議決結果 | 可決 | ||
リバース・モーゲージ制度の確立を求める意見書 近年、高齢者の一人暮らしや高齢者夫婦のみの世帯が増加している。これら高齢者世帯の中には、住宅等の資産はあっても、現金収入が少ないため、生活費用や介護費用などの負担に不安を抱く者が少なくない。 こうした中にあって、高齢者が所有する住宅等を担保として生活資金等を生み出すリバース・モーゲージ制度は、高齢者が安心して老後生活を送るための費用を得る手段の一つとして、期待されている。 しかしながら、この制度には、高齢者の余命が正確に予測できないことや不動産価格及び市場金利の変動によるリスクがあること、また、相続人の理解や高齢者自身の資産に対する意識の変革が必要なことなどが課題となっており、その促進を図るための条件整備が必要となっている。 よって、国においては、高齢者の経済的な自立とゆとりある生活を確保するため、法整備をはじめとして、高齢者が利用しやすいリバース・モーゲージ制度を確立されるよう強く要望する。 右地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 平成十二年十二月二十七日 栃木県議会議長 大 島 和 郎 内閣総理大臣 大蔵大臣 厚生大臣 あて 建設大臣 衆・参両院議長 |