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第131号 特殊詐欺を撲滅し、県民生活の安全・安心を確保する決議

番号 第131号 議決年月日 平成25年11月26日
議決結果 可決
   特殊詐欺を撲滅し、県民生活の安全・安心を確保する決議

 平成十五年頃から多発しているオレオレ詐欺等のいわゆる特殊詐欺は、近年、全国的に急増し、国民の生活を脅かす大きな社会問題となっている。
 昨年一年間の特殊詐欺による被害は、全国では八千六百九十三件、被害総額約三百六十四億円となっており、県内においては、九十九件、被害総額約五億五千万円に達している。
 本年は更に激増し、県内において、十月末現在で百八十一件、被害総額約九億二千万円にのぼっており、また、直接被害に遭っていないものの、特殊詐欺に関する相談件数が既に二千件を超えるなど、今後更なる被害の拡大が懸念される。
 安全で安心して暮らすことができる地域社会の実現は、県民すべての願いであり、県民の負託を受けた我々の重大な責務である。
 特殊詐欺は、人々の不安につけ込み、家族への愛情を悪用して県民の財産を奪う卑劣な犯罪であり、特に抵抗する力の弱い高齢者や女性を標的にするなど決して許すことはできない。
 特殊詐欺を撲滅するためには、「特殊詐欺は絶対許さない」という強い意志のもとに、県を始めとする各自治体における広報啓発活動、相談体制の充実及び自主防犯活動に対する支援、金融機関窓口における積極的な声かけ等による水際阻止、事業者による犯罪情報の提供協力、地域・家族におけるきずなの醸成、県民一人ひとりの防犯意識の高揚等、あらゆる施策について社会総掛かりで取り組んでいく必要がある。
 よって、本県議会は、県民生活の安全・安心を確保する立場から、関係機関・団体と連携を強化し、県民と一体となって特殊詐欺撲滅を目指して全力で取り組んでいくことを決意する。

 以上、決議する。

  平成二十五年十一月二十六日

                栃  木  県  議  会
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