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番号 | 第1110号 | 議決年月日 | 平成27年6月26日 |
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議決結果 | 可決 | ||
警察官の増員に関する意見書 県民が安全に安心して暮らせる地域社会は、県民の生活や社会経済発展の基盤となるものであり、その実現は、県民すべての願いである。 本県の治安情勢は、刑法犯認知件数の減少など、全体としては改善の道をたどっているものの、一方で、主に高齢者の被害が後を絶たない特殊詐欺の被害額が二年連続で十億円を超え、また、交通事故による年間死者数についても高齢者の割合が依然として高いなど、高齢者を中心とした県民の生命と財産が脅かされる事態が続いている。また、女性や子供の日常生活を脅かす犯罪も多発するなど、依然として予断を許さない状況にある。 さらに、首都圏に位置する本県の地理的状況や、近年の交通基盤、情報通信技術の発達に伴い、人やモノの流れが広域化・高速化する中、犯罪の形態も複雑化・多様化している。 そのため、警察力の強化は、今後も重要な課題であり、県内の治安維持に不可欠である。 平成十三年度から警察官の増員措置が講じられてきたが、本県における警察官一人当たりの負担人口は、全国の平均を大幅に上回り、依然として厳しい状況にある。 そのため、国においては、こうした本県の実情を踏まえ、県民生活の安全と安心を確保するために必要な警察官の増員について、引き続き特段の配慮をされるよう強く要望する。 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 平成二十七年六月二十六日 栃木県議会議長 岩 崎 信 内閣総理大臣 財務大臣 総務大臣 あて 国家公安委員会委員長 衆参両院議長 |